福岡県助産師会様の研修へ講師として登壇しました。
投稿日|2025.12.07
最終更新日|2026.09.23
福岡県助産師会様・筑紫エリアの研修講座へ、代表廣重が講師として登壇しました。
産前産後ケアセンター「心ゆるり」にて、スタッフに見守られる中、無事に役目を終えることができました。
今回は、現場で出会ったご家族の事例を軸に、
訪問看護における母子支援、そして家族支援についてお話しさせていただきました。
質疑応答の時間では、
・医療だけでは支えきれない「家族というチーム」へのケア
・行政や児童相談所との連携、地域の仕組みづくり
・特性や情緒の不安定さを抱えるご家族への継続的な訪問支援
・それらを継続可能にするための、経営的な視点を含めた仕組みづくり
など、現場に根差した深いご質問をたくさんいただき、私たち自身も改めて学ばせていただく時間となりました。
そして今回、あらためてお伝えしたかったことがあります。
家庭に出向いての家族看護には、知識や技術以外の部分、セルフコントロール力が求められるということです。
支援者自身が内省し、自分の心を整えること。
相手との境界を保つこと。チーム内での不機嫌や察してほしいをやめること。
自分の中にある「助けたい」「必要とされたい」という気持ちにも気づき、それを支援そのものに持ち込まないこと。
複雑な状況の中にあるご家族のそばに立ち続けるためには、
支援者自身が安定していることが、とても大切なのだと思います。
いかに自分を整えて現場に出るか。
それは、母子支援や訪問看護に限らず、
対人援助職にとって一つの大切な専門性なのかもしれません。
マーベラが大切にしているのも、
「いつも何かをしてあげる支援」ではありません。
その人やご家族が本来持っている力を信じ、
必要なときには支え、
それぞれの利用者様とそのご家族が、自分たちなりの形で生きていける土台を一緒につくっていくこと。
母(または父)だけを見るのでも、
子どもだけを見るのでもなく、
その人を取り巻く環境や背景(気質、特性、家族、学校、医療、福祉、地域)まで含めて考える。
これからもマーベラは、
訪問看護という枠だけにとらわれず、
「人が安心して生きる土台を、ともにつくる」
そんな支援を、地域の皆さまと一緒に育てていきたいと思います。